ら行(会社設立用語辞典)
ライツプラン(らいつぷらん) | |
略式組織再編行為(りゃくしきそしきさいへんこうい) | |
臨時決済(りんじけっさい) | |
類似商号(るいじしょうごう) | |
累積投票(るいせきとうひょう) | |
劣後株式(れつごかぶしき) |
ライツプラン(らいつぷらん)
ライツプランは、敵対的買収に対する防衛策の1つだといえます。敵対的買収者の株式がある一定の割合を超えた場合、狙われた上場企業は現在の価格より安い株式を購入できる権利を、既存の株主に対して予め渡しておく方法です(権利=新株予約権)。
略式組織再編行為(りゃくしきそしきさいへんこうい)
支配関係にある会社同士で組織編成を行う場合、被支配会社の株主決議をする必要がなくなりました。その行為を略式組織再編行為といいます。
臨時決済(りんじけっさい)
株式会社には、事業年度ごとに通常決算が行われています。それとは別に、期中の特定日までの財産・損益を反映した貸借対照表・損益計算書を作成する臨時の決算を臨時決済といいます。
類似商号(るいじしょうごう)
みなさんが今後会社を設立する時、気を付けなければならないのが類似商号です。もちろん同一市区町村内で同じ商号がなければ、登記ができます。しかし、同業種で同一名…その会社が超有名企業ならば、止めるべきです(損害賠償問題になります)。
累積投票(るいせきとうひょう)
累積投票とは、少数派株主の経営参加を反映させるシステムだといえます。例えば発行済株式数10の会社があります。その中で、7株持つ株主と3株持つ株主が対立しているとします。そして取締役定数3名に対して、2人の株主が各3名ずつ取締役候補を立てたとします。仮に多数決で採決を取れば、7株持つ株主が立てた3名全員が選ばれ、3株持つ株主が立てた3名全員が落選します。累積投票の場合、1株=3票与えられるのです。7株=21票・3株=9票…そして多数決でなく、一気に3名の取締役を選出します。つまり、3株持つ株主の立てた1名が必ず取締役に選出されるわけです。
劣後株式(れつごかぶしき)
劣後株式は、後配株とも呼ばれています。優先株と反対の意味を持ち、他の株式に比べて利益・配当が少ない株をいいます。当然、引き受けてのない(メリットがない)劣後株式であるが故、一般的には経営者に対して発行されることが多いようです。